2011年12月28日

小説や映画の覚え書き

カテゴリー: 日々 at 19:05 by たかはしあつし

 小説。
 百田尚樹さん「風の中のマリア」。およそ三十日という生涯を駆け抜けるスズメバチの戦士マリアと、彼女たちの帝国の物語。読んだその夜に夢に見るという魅了されっぷり。
 何かを思い出させる要素がある気がしていたのだけれど、女性のみで構成された戦士たちというところと、その女性たちの名前の雰囲気が、八木教広さん「クレイモア」と重なる。
 恩田陸さん「チョコレートコスモス」。演劇を舞台に二人の女優が主人公という実に僕好みのお話。正直なところ前半はいまひとつだったけれど、後半の畳み掛けがすごい。しかし途中でその気配を察したけれど、一冊で完結しておらず、あとがきによるとあと二冊の予定とのこと。待望せざるを得ない。
 小説ではないけれど、ここ二年ほどちょこちょこと読み続けてきた「たいした問題じゃないが イギリス・コラム傑作選」を、遂に読み終えてしまった。しかし遠からず読み返すつもり。
 石持浅海さん「君の望む死に方」「君がいなくても平気」「耳をふさいで夜を走る」。どれも面白かった。「君がいなくても平気」は、石持作品が持つミステリー要素とは別の部分の美しさが際立つ物語だった。読者が早めに真相にたどり着くように計算されているのも、そこに重きを置いてはいないからだろう。「耳をふさいで夜を走る」は、僕がこれまでに読んだ石持作品には薄かった血と精液の匂いに溢れていたので、そこに戸惑いはあったけれど、読み終えてみればやはり鮮やかに面白かった。

 映画など。
 川端康成さん原案、ジュリア・リーさん監督、エミリー・ブラウニングさん主演の映画「スリーピングビューティ」が、表現も展開も期待をさらに超える変態な作品だった。どうかしている。
 globe「wanna Be A Dreammaker」のPVが、これまたどうかしている。特にマーク・パンサーさんが。
 岩井俊二さん製作総指揮「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」。岩井さんは変わらずに、少女の輝きを撮らせたらさすがだなと思わされた。近いうちに「花とアリス」もまた見よう。

 フィギュアスケート。
 僕の中でチビツンデレに設定されている高橋成美さんがNHK杯のエキシビションでかつてない弾けっぷりを見せた。踊りまくって踊りまくって「大満足!」という顔だった。僕も大満足だった。

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